「暇」だけど「何もしたくない」。
一見「矛盾している」このような心理状態になる理由は、複数に分かれています。
似ているようで、実は原因が違います。更に、原因を作る要因が異なると『解決策も異なる』ので、事態をややこしくしているのです。
当てはまる方は、ぜひ最後までご覧ください。
【暇だと病む理由】暇のストレスが憂鬱(うつ病)を作り出す
なぜ、暇なのにやる気が出ずに『何もしたくない』と考えてしまうのか、その理由を説明します。
【暇だけど何もしたくない】原因は2種類|忙しすぎる人と暇な人
おおまかな原因は2つです。「忙しすぎる人」と「暇な人」です。
両極端にある「忙しい」と「暇」。なのに、『暇だけど何もしたくない』という同じ症状を起こす。それが事態をややこしくしています。
更に「忙しい」と「暇」に、それぞれ3種類ずつの要因が存在しています。合計6種類の要因には、それぞれ対策が存在しています。
【忙しい人】暇だと不安になる|ネガティブストレスがうつになる
「忙しい人」は、脳が常に興奮状態にあります。仕事をイメージすると分かりやすいのですが、常に意思決定を迫られ、ストレスに晒されています。
脳が興奮すると、アドレナリンやノルアドレナリン、ドーパミンなどのホルモンが分泌されています。
ふとしたタイミングの休みでは、「休みたい」という気持ちよりも「もっと興奮し続けたい」という脳からの指令を無視しにくいものです。
「好きな事だけど出来なくなった」「何もしたくない」から自己嫌悪のループに入ると、事態はより悪化します。
忙し過ぎる人の『暇だけど何もしたくない』への対処法はコチラから
ギャンブルやお酒、タバコに依存する仕組みと似ています。(分泌される脳内物質は、ほぼ一緒)
【暇な人】暇だから悩む・疲れる・辛い・イライラ・うつになる
暇な人は反対に、アドレナリンなどの「脳内興奮物質」が上手に出せなくなっているのが問題になっています。
時間的な余裕があるのに「行動出来なく」「興味が薄く」なり、理想と現実にギャップが生まれる。『やるべき事』が溜まると更にやる気を失ってしまう。結果、ネガティブな事を考えている時間が長くなります。
「繰り返し思考すること」で記憶は定着します。
ネガティブな事を考え続けると、よりネガティブな記憶が強まるということ。つまり、考える事で解決するもの以外は忘れられるなら忘れた方が良いのです。
「時間だけがある」「達成感(興奮)が無い」というのは、ネガティブなストレスの増幅器でしかないのです。
暇は決して悪いコトではありません。活かし方さえ分かれば人生を豊かにしてくれます。
暇だけど何もしたくない【無気力】|忙し過ぎる人の暇つぶし
忙しすぎる人は「脳が興奮」していて、身体や心に限界が来るまで行動した結果『暇だけど何もしたくない』が生まれるのは、先程ご説明した通りです。
更に3つの要因に分かれるので、ここからはそれぞれの対処法をご説明します。
【肉体的に疲れている】休むことで解決|体の状態が心を生み出す
忙しさの主たる要因が「肉体的疲労」であるならば、肉体を休める事が大事です。更に付け加えるのであれば、頭を使う「暇つぶし」を行うと精神的な疲労感が取れます。
身体と心は繋がっており、これ以上肉体に疲労を溜めたくないときに、心が「疲れたフリをする」事があります。
何もしたくないずっと寝ていたい。大学生なら良いですが、社会人がやると病気になる可能性があります。
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「Amazon Audible」で『聴く読書』。「寝ながら読書」で心に優しい暇つぶし。
【精神的に疲れている】軽度な有酸素運動をすることで解決
普段の仕事が座り仕事が多い方が、この項目に当てはまります。気晴らしの種類を「少しだけ身体を使うもの」に替えるだけで、疲れの取れ方が変わってきます。
この状態が深刻になってくると、「身体も脳もとことん疲れを感じるので眠る」けど「疲れが取れたきがしない」だから「更に(少ない休息時間を)睡眠に充てる」という悪循環を引き起こす可能性があります。
デスクワークが多い方で、「最近寝ても疲れが取れないな」という方は、ほぼ『軽度な有酸素運動をすること』で解決します。
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寝ても取れない疲れは「30分歩く」と解決する!
【やるべきことが錯乱している】思考スキルを身に付けて解決
やるべきことが貯まっているときにも『何もしたくない』という症状は出ます。
・自分でなくても出来るものは別の人にやってもらう
・細かいやることは、すぐにやってタスクにいれない
・時間が掛かるものから始める
など、各種の思考スキルを身に付ける事で解決に近づきます。仕事だと、別の人にやってもらうが難しいコトもあるので「そもそも自分の仕事を増やさない為の努力」がキモになります。
私は「重要と緊急のマトリクス」を使って、やるべきことを整理しています。
暇だけど何もしたくない|【心理要因別】暇な人の暇つぶし
暇な人は「脳が興奮出来ず」に、ネガティブな思考を繰り返し記憶に定着させた結果『暇だけど何もしたくない』が生まれるのは、先程ご説明した通りです。
更に3つの要因に分かれるので、ここからはそれぞれの対処法をご説明します。
【趣味がない】やりたい事が見当たらない
趣味がある人は、時間に余裕が出来たら「繰り返しやりたいこと=趣味」に時間を充てます。ですが、「やりたい事と言われても無い」と思ってしまう人が一定数います。
何故か。それは、これまでの人生の中で自制する事が多い人にありがちなのですが、『やりたいことを我慢したり抑圧する習慣がつくと、感覚が麻痺してやりたいと思わなくなる』からです。
子供は同じ遊びを飽きずにずっと繰り返します。飽きたら別な事を始め、また飽きるまでずっと同じ遊びをします。大人になるにつれ、「やりたいけど意味がないこと=非効率」を少しずつ削った結果、やりたい事が無くなるのです。
オススメ暇つぶし方法65選のリンクを貼っておきます。
【日々に刺激がない】同じことの繰り返し
毎日の生活には特に問題もなく順調、しかし、変化が無いことで「飽き」を感じている可能性があります。表向きには満足している中でくる「飽き」が、暇だけど何もしたくないを生み出しています。
人間は常に、安定と不安定を求めています。(安心と冒険の方がイメージしやすいかも)生活が安定によれば「不安定さ」を欲しがり、不安定さに傾いていたら「安定」を求めます。
その不安定さは、本やドラマ、映画などの「仮の世界のもの」でも大丈夫です。(不倫ドラマを見る人の方が不倫率が低いという実験もあります。)
映画やドラマを無料で見る方法のリンクを貼っておきます。
【やりたくないことをしている】理想と現実のギャップ
やりたくないことばかりの人生になっていませんか?
やりたくない事で人生があふれかえると、せっかくの暇な時間に「やりたい事をやる気力が湧かない」ことがあります。
何がやりたい事で、何がやりたくない事なのか。一度、理屈や効率ではなく、感情で考えまとめてみてはいかがでしょうか。
1つの考え方ですが『人生は暇つぶし』と考えると、やりたくない事がハッキリすることがあります。
私は「やるべきこと」を削り、『人生は暇つぶし』をテーマにブログを書き始めました。
「暇だけど何もしたくない」は要因別に上手に暇つぶし
いかがでしたでしょうか?
忙しい人 | 「脳が興奮」して、身体や心に限界が来るまで行動した結果『暇だけど何もしたくない』が生まれる |
暇な人 | 「脳が興奮出来ず」に、ネガティブな思考を繰り返し記憶に定着させた結果『暇だけど何もしたくない』が生まれる |
更には、それぞれに3種類ずつ要因があり、それぞれの解消法をご説明しました。
『暇』との向き合い方が上手になると、生きやすくなります。その為の暇つぶし方法はこのブログに散りばめてあるので探してみて下さい!
最後までご覧いただき、ありがとうございました。