「暇つぶし」という言葉、ややネガティブに聞こえませんか?
やることがないから、人生がつまらないから、暇を潰す。違います。今回の内容を読んでもらうと、暇つぶしの印象が変わるはずです。
なぜ私が『暇つぶし』を推奨するのか。データを用いて根拠を持って、ご説明します。
終わりには、趣味への発展方法や長続きのコツについても解説。
暇つぶしを極めると、夫婦仲も老後の幸福度もUP…するかもしれません。

ぜひ、最後までご覧ください。
趣味と幸福度の関係性

『暇つぶしと幸福度の関係性』をお伝えするには、まずは『趣味と幸福度の関係性』を理解してもらう必要があります。

リンク先の画像の位置にPDFがあります。
chrome-extension://efaidnbmnnnibpcajpcglclefindmkaj/viewer.html?pdfurl=https%3A%2F%2Fwww5.cao.go.jp%2Fkeizai2%2Fwellbeing%2Fmanzoku%2Fpdf%2Freport01.pdf&clen=1125316&chunk=true
上記のURLからは、
『「満足度・生活の質に関する調査」に関する第1次報告書 内閣府 政策統括官(経済社会システム担当)(令和元年5月24日)』が見れます。
年齢別では「谷型 」( 45歳~59歳が最も低く、60歳以降で最も高くなる)
注目すべきは3点。
説明を加えていきます。
40代~50代が「趣味がある」という回答が1番少ない
実は40代~50代は、「趣味がある」という回答が1番少ない層なんです。
また60代以降は、「趣味がある」という回答が1番多い層です。
なぜか、は周りを見渡すとなんとなく想像がつくかもしれません。
40代~50代は、趣味を楽しむのに必要な「時間・お金・余裕」が、少ない層だと想定されます。
大人になると趣味を持ちにくい理由 |「趣味がない」と悩む大人の増加

「遊びについて、あなたにあてはまるものを教えてください。」という質問に「自分は無趣味である」と答えた人の割合から考えます。
「自分は無趣味である」と答えた人の割合は過去最高値

「自分は無趣味である」と答えた人の割合は、2020年は26.2%と過去最高の数値を出しました。
4人に1人は無趣味と回答。
グラフだと分かりにくいですが、毎年0.5%程度ずつ上昇しております。
(日本人口の1%でも120万人なので、0.5%は無視出来ない上昇値)

男女差については、女性の方が約7ポイント高い結果です。
詳細を確認すると、30代~50代女性のポイントが32.5%で少し高めに。
ちょうど子育ての時期に重なるので、時間を作りにくいだけの可能性もあります。
大人が趣味を持ちにくい理由
下記3点が、大人が趣味を持ちにくい大きな理由です。
1点目と2点目は、自身の問題になるので頑張ればどうにか出来るかもしれません。
しかし、3点目の「仲間と時間を合わせにくくなる」は、自分1人が頑張っても解決しにくい問題です。「結婚した」「子供が出来た」「仕事が忙しくなった」人生のライフイベントに大きく影響されます。
『いま、趣味を持てるものが無いな』と思っている人が居ても仕方がない事だと思います。
趣味と暇つぶしの関係性

趣味と暇つぶしとの共通点と相違点
下記のようになります。
趣味 | 暇つぶし | |
---|---|---|
共通点 | ・自由時間に ・好んで | ・時間的余裕に ・本来要求されていない |
相違点 | ・繰り返す | ・時間を消費する代替行為 |
つまり、余裕のある時間に「自分のやりたいことをやる」という点は一緒です。
ただ単発的に時間を消費するのが暇つぶし、繰り返していたら趣味と言えるのです。
- ふとした時にランニングをする人にとっては、ランニングは暇つぶし
- 定期的にランニングをする人にとっては、ランニングは趣味
より詳しい関係性を知りたい方は、下記リンクよりどうぞ。
趣味が無い人は暇つぶしから始めたら良い
では、趣味が無い人は幸せになれないのか。
違います。
まずは、暇つぶしを楽しむことから始めれば良いのです。
暇つぶしをあれこれ試して、ついつい勝手に繰り返してしまうものが出来たら、それが趣味です。
趣味の為なら、工夫して時間を作り、お金をやりくりするようになります。

それが「人生の満足度」ひいては「人生の幸福度」のUPに繋がるのです。
ここまで聞いて『すぐに暇つぶしを始めたい!』という人は下のリンクから、暇つぶしを探してみてください。
1人暇つぶしのメリット3選

暇つぶしに少しでもご興味を持ってもらえたでしょうか?
改めてメリットを手短にまとめてみました。
何が趣味になるか分からないから暇つぶしから始めよう
今回の記事を読んでもらえれば分かってもらえたかと思います。
暇つぶし自体も楽しいですが、何十年と続く人生で追究出来る趣味に発展すると、ぐっと人生に充実感が出てきます。
ネガティブな時に上手に暇つぶしをすると幸福になりやすい
あまり知られていないかと思いますが、ネガティブな時に上手に暇つぶしをするテクニックがあると、人生を上向きにしやすいです。
以前に記事にまとめたので、ネガティブになると抜け出すのに時間が掛かるという方は下記で詳細をチェックして下さい。
行動心理学を用いながらの説明もあります。
老後に楽しみが出来て幸福度があがる【夫婦仲もUP】
老後になって仕事が無くなると、人間関係が希薄になる。
旦那が家に急に居るようになると、奥さんが嫌気がさして不仲になる。
そして離婚。
なんて、ドラマみたいな展開は嫌ですよね?
早めから暇つぶしに時間を掛け、趣味に発展すると老後でも
- 仕事以外の人間関係が構築出来る
- 夫婦や家族と程よい距離感が継続出来る
- 追求出来るものがいつまでもあるので充実する
これが最大のメリットかもしれませんね!
暇つぶしを趣味に発展し、長続きさせる方法

趣味の深め方については、後日改めて記事にします。
いったん簡単にまとめてみます。
1人でも楽しめるものを選ぶ【仲間は勝手に集まります】
①長く続けていく上で、絶対に1人でも楽しめるものを選んでください。
例えば、ゴルフは1人で予約を取っても、別な方と組み合わせてラウンドも出来るので『1人でも楽しめる趣味』に該当します。
②「仲間が集まらないと出来ないもの」は趣味として長続きしない可能性が高いです。
フットサルも場所によりますが『個サル』といって、1人で参加する人たちを集めてフットサルが出来る仕組み等もありますが、仲間内で始めた場合は上手くやらないと長続きしません。
仲間のライフイベントに影響を受けるからです。
結婚したり、子供が出来たり、はたまた親の介護が必要になったり。仕事の転勤の可能性もありますね。そういったタイミングで趣味が無くなって人生がつまらないと感じる人を今までたくさん見てきました。
1人でも楽しめる人・本当に楽しめる人の周りには、勝手に仲間が集まってきます。
ネットやSNSを使えば、仲間を簡単に見つけられる。
良い時代ですね。
【週に2回くらいがちょうどよい】時間を確保する
せっかくやるなら、やった分だけ上達する方が楽しいですよね?
学習心理学の分野で、上達と学習頻度について結論が出ています。
「技能習得」や「記憶の定着」の観点から、『週に1.5回~2回』or『週に5回以上』が最も学習効率が高いです。間の『週に3,4回』は、『週に1.5回~2回』とほぼ学習効率は変わりません。
『仕事がある中で時間を作る』という前提で考えると、趣味は『週に1.5回~2回』がベストです。
飽きたら執着せずに別な事を試す
「趣味は繰り返さないと趣味と呼べない」と伝えましたが、無理に続ける必要はありません。
ふと、数週間とか数年やらなくても、またやりたくなる瞬間が来ます。
別な事で楽しいことを見つけたら、もっと幸せだと思います。
無理して続けると、嫌いになってしまう可能性が高いのでご注意ください。
新たな暇つぶし方法を探そうと思えた人はリンク先で気になるものを探してみてください。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
この2点だけでも頭の片隅に入れてもらえたら幸いです。

あなたにぴったりな趣味・暇つぶしが見つかりますように。