『暇』と『退屈』って同じように使っていませんか?
実は明確に使い分けられるんです。
結論だけ見たい方はこちらから
暇と退屈の『言葉の意味』『対義語』について詳細を調べる
暇と退屈|それぞれの『言葉の意味』について
まずは、それぞれの言葉の意味について調べてみましょう!
「暇」の言葉の意味
ひま【暇/▽閑】 の解説
出典:goo辞書
[名]
1 継続する動作などの合間に生じるわずかの時間。「食事をする―もない」「―を見て外出する」
2 事をするための一定の時間。「―のかかる仕事」「手間―」
3 自由に使える時間。なすべきことの何もない時間。「―を持てあます」
4 休暇。休み。「一週間の―をいただく」
5 主従・夫婦などの関係を断つこと。縁を切ること。
[形動][文][ナリ]自由になる時間がふんだんにあるさま。なすべきことの何もないさま。「明日は―だ」「商売が―になる」「―な人」
「退屈」の言葉の意味
たい‐くつ【退屈】 の解説
出典:goo辞書
[名・形動](スル)
1 することがなくて、時間をもてあますこと。また、そのさま。「散歩をして―をまぎらす」「読む本がなくて―する」
2 飽き飽きして嫌けがさすこと。また、そのさま。「―な話」「―な人」
3 疲れて嫌になること。
4 困難にぶつかってしりごみすること。
5 仏語。修行の苦難に負け、精進の気をなくすこと。
大きな違いは、退屈の方には「嫌気がさす」など主観的な言葉が含まれますね。
ん~、辞書で調べるだけでは「あいまいさ」が少し残りますね。
暇と退屈|それぞれの『対義語』について
「暇」の対義語
《 暇 》 ⇔ 《 忙しい 》
出典:Weblio対義語・反対語辞書
「退屈」の対義語
《 退屈 》 ⇔ 《 熱中 》
出典:Weblio対義語・反対語辞書
対義語が違うという事は、言葉の意味合いも変わってきます。
「忙しい」は、時間という「客観性があるもの」に隙間が無いことに対して、「熱中」は、物事に心を集中することであり「客観性がなく主観的」ですね
それぞれの対義語まで比較することで、違いに納得感が出ましたね!
結論!暇と退屈の違いを一言で!まとめと解説
暇と退屈の違いを一言で!
【結論】暇とは状態であり、退屈とは主観的な感情である。
もう少し言葉を足すと、
・暇=しなければならない仕事がない、働かなくて良い「状態」
・退屈=状況が変わらないコトにあきあきする「主観」や「感情」
下記に捕捉説明を入れます。
実は『Googleも同じ結論』を示している
Googleで言葉の意味を検索すると、Oxford Languagesの言葉の定義が最初に出てきます。その言葉の定義も、ほぼ同じ結論に達していました。(2021/02/01時点)
Oxford Languagesとは
Oxford Languagesは150年以上にわたり、世界50以上の言語の権威ある辞書を編集、発行してきた辞書を専門とする世界有数の出版社です。
グーグル日本語辞書は、Oxford Languagesにより提供されている。つまり、Googleが数ある辞書から選び認めた辞書と言えます。
Oxford Languages の「暇」の定義
『しなければならない仕事がない、働かなくて良い「状態」』を指しています。
Oxford Languages の「退屈」の定義
『心が晴れず、あきあきする「主観」や「感情」』を指しています。
結論を捕捉するのに十分な証拠と言えます。
補足説明|暇と退屈で生まれる4つの分類
理解を深める上で「暇と退屈で生まれる4つの分類」についても知っておきましょう。
退屈している | 退屈していない | |
暇である | ①暇な状態に対して、退屈している状態 (一般的な暇や退屈へのイメージ) | ②暇つぶし上手であり、充実している |
暇がない | ③為すべきことに集中出来ていない (仕事をサボっているイメージ) | ④為すべきことに熱中している状態 (暇を感じる隙すらないとも) |
④の「為すべきことに熱中している状態」は、一見良いイメージですが「過労死」に繋がる現代の社会病とも言える危険な状態とも捉えられます。
理想は、②の「暇つぶし上手であり、充実している」状態です。
どちらにしても、上手く暇を作り出せる事が精神的に良く、人生を充実させるのに必要なコトだというのがお分かりいただけるのではないでしょうか?
当ブログは「暇を上手に作り出し、有意義に楽しむことをサポートする」ことを目指しております。
暇や退屈と上手に付き合おう!『暇と退屈への解決策』
改めて記事を作ろうと思いますが、社会が加速しながら発展し続ける現代において、暇や退屈に対しての悩みは深まることが想定されます。
解決策①やるべきことを減らし、退屈を感じにくくしましょう。
特に日本人は働き者な民族で、暇を持て余すことに罪悪感を感じやすい傾向にあると思います。仕事中も休日もスケジュールをいっぱいにしようとする人は要注意です。
やるべき事でいっぱいだから、効率が悪くなり退屈してしまうのです。
「仕事で予定がいっぱいで調整のしようが無い人」については、転職を考える必要があるかもしれません。ひまつぶしーずも、前職はブラック労働で人生を消費してしまいました。
解決策②「暇は良いこと」と捉え、暇つぶし方法をたくさん持つ。
その日、その時の感情でやりたい事って変わりますよね?
1つの趣味を極めていくコトも楽しく有意義です。しかし、自身のその日、その時の感情で暇つぶし方法を決められるよう「暇つぶしのバリエーションを持つこと」を強くオススメします。
とはいえ、そんなに思いつかないよって方は『下のリンクをブックマークして』やりたいと思えるものを、片っ端から試してみて下さい。
終わりに
『暇』と『退屈』の違いについて、明確に区別することは出来ましたでしょうか?
当ブログは『人生は暇つぶし』をテーマに、暇つぶし方法や、暇について研究し続けますので、ご興味いただけましたら他のページも是非ご覧ください。
最後まで見ていただき、ありがとうございました!