暇つぶしとは何か?
ただ「暇な人がやる事」だと思っていませんか?
暇つぶしの意味だけを知りたい方はこちらをクリックしてください。
「人生は暇つぶし」をモットーにした当ブログの管理人『ひまつぶしーず』が大真面目に解説します!
結論:暇つぶしとは
下記2点の意味でご説明します。
・一般的な暇つぶし
・当ブログにおける暇つぶし
一般的な暇つぶしの意味
暇潰し(ひまつぶし)とは、時間的余裕が生じた際などに、本来要求されていない行為・作業などを実施することによって時間を消費する代替行為の一つ[1]。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
「本来要求されていない行為」「時間を消費する代替行為」という2点の説明から、消極的なイメージが強いです。
暇だから仕方なくやってそうなイメージ。
当ブログにおける「暇つぶしの意味」
「細かい内容」や「その考えに至った経緯」をこのページで細かく説明していきます。
その前に結論から!
【結論】暇つぶしとは
お金よりも値の高い『時間』、その時間をふんだんに用いることが出来る、現代貴族の嗜み。生き様。
ピンときますか?
一般的な解釈との違いに至った理由や背景
「暇」「時間」「お金」の解釈の違い
「暇」とは一見ネガティブな事です。しかし「その人の時間」と捉えると、どうでしょうか?
お金は増やす事が出来ますが、時間は増やせずに減る一方です。その事から「お金の稼ぎ方が分かってしまった人」は、お金よりも時間が大事になります。
もちろん、お金は大事です。お金の大事さや価値、稼ぐ難しさを分かってない人が居たらバカです。人生の8割方の心配事や不安、問題は、確かにお金で解決出来ます。
お金の稼ぎ方が分からずに「時間の方が大事なんだ」と言っていたら、現実逃避に近いです。
同時に心の底から思うのは、お金は「悩みは解決してくれるけど、幸せにはしてくれない。」
お金を使う幸せは『短期的な幸福感』しか与えてくれず、慣れてしまうと『幸福感が持続しない』のです。
私の場合
私もお金を稼ぐことを目標にし、夢中になって身体やこころを壊してしまった1人です。
お金をそれなりに稼げた時に、ふと思うのです。
- 思ったよりも幸福感が薄い、続かない。
- お金を稼げていないのに幸せそうな人がたくさんいる。
- あの頃のあの時間を、買い戻せるなら買い戻したい
何故あんなにも「お金稼ぎの為の効率」を追い求めてしまったのだろうかと、何故あんなにも全ての時間を掛けてしまったのかと、今では思ってしまいます。
そんな時に『人生は暇つぶし』という言葉に出会いました。そして時間の余裕を取り戻し、人生を取り戻せました。
人生は暇つぶしの意味や考察など、まとめてみました。リンクを貼っておきます。
「人生は暇つぶし」という言葉に救われたからこそ思う、『暇つぶし』ってそんな消極的なものではなく理想的なもので、積極的に暇つぶししていこうよ!と。
前置き長くなりましたが、ここからは参考図書も含めてなるべく論理的にも説明をしていきます。
そもそも暇って何?暇という概念が歴史上に生まれたのはいつ?
「暇」について、可能な限り、根拠を元に説明していきます。
暇の意味とは
『ひま』=『時間・気持ち・お金に余裕がある状態』です。
これは私のイメージでは無く
①辞書で意味を調べ
②対義語の「忙しい」の意味を反転させ
③類義語を確認した上で
出した結論です。(調べた詳細は下記リンクからどうぞ)
経済的に余裕が無いと『暇』とは言えないんですよね。
でも、お金が無くても「暇だなぁー」って感じるコトありますよね?
正確な言葉の使い方でいうと、あれは暇ではないのです。
「暇」と「退屈」の違い
お金が無い時に感じる「暇」という感覚。あれは「退屈」というのです。
正直どっちでも良いです。しかし「暇と退屈の倫理学」という本を読んでみると、明確な違いが分かり、面白いです。(興味がある方は読んで欲しい!)
実は、暇と退屈を最初に感じたであろう人、は明確に違うのです。
暇はいつの時代から始まったとされるか
「暇」と「退屈」の倫理学の中から、とってもシンプルにまとめると下記のような説明になります。
富めるものは「生きていく上での心配がなく、何もやらなくて良い」ので暇を感じる。
貧するものは「生きていく上で働かなければならないが、飽きを感じて」退屈と感じる。
「貧乏暇なし」なんて言葉もありますもんね。
ある意味で、現代の先進国で暮らしているほとんどの人は「豊か」なので、退屈ではなく「暇を感じる」という表現で合っていると思います。
「暇」と「退屈」の違いについては、別記事でもっと詳しくまとめました。下記リンクからどうぞ!
以上の事から「当ブログにおける『暇つぶし』の意味」は、あながち間違いではないと説明出来たのではないでしょうか。
次の項目からは、より現代における暇つぶしについての解説をしていきます。
時代と共に移り変わる「暇」のニュアンスの変化について
ここまでは、暇の始まりや意味などの基礎でした。
ここからはもう少し発展させて「これからの時代における暇との向き合い方」に繋げていきます。
まずは、ニュアンスの変化について
過去:耐え難い暇とどう向き合うか
先進国は「飢えや病気からくる死」から逃れらる文化や経済を手に入れたと言えるでしょう。そして近代にテレビやスマートフォンが登場する前には、「暇」や「退屈」というものは、生きていく上で常につきまとう問題ではありました。
先進国になる前は「生きることに、熱中せざるを得ない」環境が常に用意され、余計な事を考える暇がある人の方がよっぽど少なかったのです。
現在:スキマ時間を潰す意味合い
では、現代においてはどうでしょう。
ここでは日本という「安全」と「安心」が、比較的に確立された場所をイメージして説明をしていきます。
産業革命がおこる度に人は豊かになり、その「豊かさで暇を潰す為の道具を手に入れる」ようになります。
ラジオ
テレビ
そして、スマートフォン。
スマートフォンの登場で、暇という言葉は「スキマ時間を指す」ような使われ方をするようになってきました。
スマートフォンを常に肌身離さずに持っている人に、本当の意味での暇を感じられている人はどれだけいるのでしょうか。
未来:「暇=時間」と捉えると、暇つぶしの重要性が見えてくる
「時間の使い方が、その人の生き方」と言っても、多くの人は納得してくれるでしょう。
更に踏み込むと、時間の使い方の中で「より細やかな時間である『暇との向き合い方』が、その人の人生観である」と言えると、私は思っています。
つまりは『人生は暇つぶし』なのです。
人生は暇つぶしの意味や考察など、まとめてみました。リンクを貼っておきます。
既に「暇との向き合い方」は各人に問われていますが
・価値観の多様化
・日本経済のグローバル化
・決定的な少子高齢化からくる不況
などから、ますます『暇との向き合い方=暇つぶし』が重要になっていきます。
「未来における暇つぶしの価値」を話す前に、暇がもたらす害悪について、次の項目で説明していきます。
『暇は悪』なのか? |「暇」と「心の病」との関係性
暇が嫌いで、スケジュールを塗りつぶすように予定で埋める人っていますよね!人は無意識に暇を恐れている、そしてあながち間違いでは無いのです。
「暇」と「心の病(うつ病)」について説明をしていきます。
暇が与えるストレスや心の病との関係性について
詳細については、下記のリンクにまとめてあります。(科学的根拠やロジックを説明する関係でボリュームが大きくなるので分けました。)
暇疲れや、暇とうつ病(こころの病)の関係性についての詳細は下記リンクから。
暇を遠ざけようとすると、人は死を選びやすくなる
要は何が問題なのか。
暇が無いと疲れてしまい、それはそれで心か身体を壊します。少なくとも身体を壊して動けななれば脳は余計な事を考えます。
暇が問題なのではありません。
暇との向き合い方、付き合い方に慣れていないのが問題なのです。
暇を日常的に取り入れ、積極的に暇つぶしをすると人生が好転する
暇を恐れずに、積極的に日常に取り入れていきましょう。
暇は意図的に作らないと作れません。娯楽が増えすぎて、楽しみのほとんどはスマートフォンで出来ますし、刺激も中毒性も強いです。
意図的にぼーっと出来る時間を作り、ネガティブな感情を感じながらもそれに囚われず気持ち良く過ごす。そういう過ごし方を覚えていきましょう。
それが出来ない程忙しいんだよ!という人は昔の私と似ているかもしれません。何かに囚われ過ぎて人生における大事な物事を見落としていませんか?
5分~10分だけ時間を作って下記の記事を見て欲しいです。私の場合は、将来への不安から必要以上に仕事での成果に固執して本当に365日仕事の事を考えて仕事の為に生きていました。
ちょっとでも「何か違うかも」「何でこんなに忙しいんだろう」と思う節があれば、下記記事を見て下さい。
未来の「暇」との付き合い方 |「産業革命」「コロナ」「ベーシックインカム」
更に長くなってしまうのですが、未来における暇との向き合い方はもう少し真剣に考えた方が良いかもしれません。
これらが「私たちの暇」をつくります。その暇を使って楽しく生きられるのか、生きがいを無くして心を病む人が増えるのか、それは「暇つぶし」について今から真剣に考えられるかどうかにかかっています。
産業革命から始まった「人類による暇との戦い」は加速し続ける
前述した用に「暇」や「退屈」は産業革命から始まりました。そして、産業革命のテンポは緩やかに加速し続けています。
下記は「産業革命の時期と内容」の表となります。
年代 | 名称 | 産業革命内容 |
---|---|---|
18世紀後半 | 第一次産業革命 | 石炭燃料を用いた軽工業の機械化(綿織物と蒸気機関が手作業を肩代わり) |
19世紀半ば ~20世紀初頭 | 第二次産業革命 | 石油燃料を用いた重工業の機械化・大量生産化 |
1970年代初頭 | 第三次産業革命 | 機械による単純作業の自動化(原子力・インターネット) |
2010年代~ | 第四次産業革命 | 機械による知的活動の自動化・個別生産化(AI・IoT) |
2030年代と予測 | 第五次産業革命 | コンピューター技術とバイオテクノロジーの融合 |
第一次から産業革命の歴史を押さえ未来に備えよう)
100年に1度程度のペースの産業革命が、20~30年に一度は起こるであろう事が想像できる内容です。
革命のペース・間隔が早くなっている
産業革命が起こる度に「富めるものは暇を手に入れ」「労働者は退屈を押し付けられる」その二極化の差が大きくなってきています。それは、お金の面での二極化とほぼ同じ構図になり、富める人はますます富み、貧する人はますます貧するということです。
しかし、日本を始めとした先進国では教育が行き届いているので、起業家や芸能人のように、一世でお金持ちになる人も増えています。(暇や時間の面で見ても同じです)
つまりは、暇や退屈を持て余す人が増えてしまう。
コロナ禍で自殺者が増えた理由と解決策
特に顕著なのが、コロナが始まるまで人生が忙しく充実していた方(暇や退屈をごまかせていた方)に多いのです。理由として想定されるのは、大きく2パターンです。
理由①仕事で忙しかった人の仕事が減った
1つ目は「仕事で忙しかった人の仕事が減った」です。
芸能関係や水商売・起業家などの比較的不安定な仕事をしている人に多い理由です。特に、不安から仕事の合間に仕事をどんどん詰め込むタイプに多い印象です。
コロナになり(不況や制限を受け)、仕事を詰め込めなくなった。その合間に余計な事を考え「暇疲れ」し、あげくに躁鬱気味のうつ病になってしまうケースをよく見ます。
仕事以外に息抜きが出来ない(コロナ禍で出来ない息抜きしか知らない)真面目過ぎる方が、負のスパイラルに陥るとなります。お金が無くなって自殺というよりは、最終的な決め手に「お金も無くなったし」という最後の後押しになっている印象。
理由②人間関係に充実感を覚えていた人が、遊びに行けなくなった
2つ目は、常に誰かと予定を入れるタイプ。
常に誰かと居ないと孤独感に苛まれてしまうので、予定をコツコツ入れていた人。コロナ禍で予定が立てづらいし、立てた予定も無くなりやすい環境。
普段ならネガティブに思わない事でも「私と会うことにそこまで重要性を感じてくれないんだな」「親友と思っていたのは私だけだったのかも」なんて気持ちになることも。
高齢者や幼児の居る家庭においては特に、どうしようもないのですが孤立感を必要以上に感じてしまうケース。
どちらも根本は一緒。解決策は?
根本は一緒です。仕事や人間関係に依存していた割合が高かったのでしょう。悪いことでは無いのですが、依存先を分散させる努力が必要です。
また、『1人での上手な幸福度の高い暇つぶし方法』を知らないのが問題とも言えます。スマートフォンが出来てSNSが活発化して、常に誰かと繋がれる時代に、『お一人様力』が弱まっています。
『お一人様力』が弱いと、悩んで誰かに相談できなくなった時に生きる気力が削られやすいです。
なぜコロナ禍で浮き彫りに?
ここまでお話を聞いていただいた方なら納得していただけるかと思いますが、特に人によっては嫌で嫌で仕方なかった「仕事」は、暇や退屈と真っ正面から向き合わないで済む、お手軽な手段だったのです。
その仕事と別れるタイミングは、基本的には「定年」でした。60歳を超えると自殺率が上がる理由と似ているかもしれません。
コロナ禍において類似するような状況に陥った人が増えた、と結論付けても異論は無いかと思います。
次なる暇との戦いは『ベーシックインカム』かもしれない
いつの日にかコロナは落ち着くだろう。コロナが落ち着いたら日常に戻るだろう。その考えは間違いないと思います。
しかしどんなに遅くとも「定年」のタイミングに、もしかしたら次なる「流行り病」や「産業革命」が起きて『働きたくても働けない状態に陥る可能性』も、充分に予想できます。
私は近い将来にベーシックインカムが始まるだろうと思って準備を進めています。
ベーシックインカムとは
BI(ベーシックインカム)とは「政府がすべての人に、一定の現金を定期的に支給する」制度だ。
引用:EL BORDE(毎月7万円の一律支給は現実的? 「ベーシックインカム」入門)
金額としては、7万円~10万円程度もらえる仕組みのようです。
昔から議論されていましたが「コロナ禍において一律給付金をした」事で、イメージしやすくなったのもあり、実現可能性は跳ね上がったと言われています。
ベーシックインカムのメリット・デメリット
それぞれの説明をします。
ベーシックインカムのメリット
BIの最大のメリットは、「あらゆる人をもれなく救済できるシンプルな仕組み」と言われています。
日本の補助金等の仕組みは複雑で、申請しないとお金はもらえませんが、毎月最低限のお金が入ってくるなら仕組みを知らなくても助かる人が増えます。
0歳から配る事で少子化対策にもなりますし、お金にまつわる自殺なども減るでしょう。
ベーシックインカムのデメリット
「労働意欲の減少」「財源の不足」が大きな問題になるのでは、と言われています。
しかし、「暇」と「退屈」について理解が深まった私達からすると、暇になってやることが無いからこそ前向きに働きたいと考える人は増えるので「労働効率の高い人材が増える」事が予想できるのではないでしょうか。
ベーシックインカムについて『暇』という視点から見るとどう見えるのか
そう。生命活動の安全が確保された状態になった人はどうなるのか。予測をしていきましょう。
「暇だから働きたい」という人が増えるという前提でどのような事が起こるのでしょうか。
「暇という視点からの」ベーシックインカムのメリット
働きたいけど嫌な職場環境では働かなくて良い。となると人材の流動性は良くなります。
そうなると、ブラック企業が潰れやすくなります。
良い人材が、前向きな状態でホワイトな企業で働けるようになるので、日本が世界で通用する商品やサービスを作れる第一歩になれる可能性はあります。
「暇という視点からの」ベーシックインカムのデメリット
「賃金はどうでも良いから人生におけるやりがいが欲しい」「とにかく暇な時間をつぶしたい」という欲求から安い賃金で労働を惜しまない人が増える。
その事から賃金の2極化が進みます。貧富の格差が広がる際に、自分がどちら側に居たいかを真剣に考えても良いでしょう。
お金を稼ぎたいが「知識が足りない」「若く経験が足りない」という人が、目当ての職につきにくくなり不満を持つ可能性が出てきます。
この点については、収入源を複数用意する事で解決出来ます。
どうやって暇と向き合っていくべきか
結論は2点です!
①については下記記事で興味のある暇つぶしを始めてみて下さい!
②については、長くなり過ぎたので後日別記事にてお伝えします!
終わりに:「暇」とどう向き合うべきか
いかがでしたでしょうか?
過去一番まじめに語ってしまった分、偏りもあったかもしれません。
しかし、「暇が増え続けること。」「対策をしておかないと、暇が原因で心を病む可能性があること。」「暇つぶしの方法やバリエーションを増やして人生を楽しく前向きにしてもらうこと。」この3点いに異論は無いのではないでしょうか?
何から始めたら良いか悩む人は、是非1人でする暇つぶしの一覧から気になるものをまずは始めてください!リンクを貼っておきます。
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最後までご覧いただき、ありがとうございました!