人について深く理解できる小説7選

人について深く理解できる小説7選

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深く考えさせられる小説に触れたい。深い感動に浸りたい。

そんな気持ちになること、ありませんか?

こんな アナタ におすすめ
  • 深く考えさせられる本に出会いたい
  • 深い感動を得たい
  • 人として深みを増したい

時には暴力的にアナタの価値観をぶっ壊してしまうかもしれない、そんな小説を7選でご紹介します。

勝手なこだわりで、敢えてあらすじは載せてません。が、少しでも興味を持ってもらえたら手にしてもらって、周りの方にも勧めて頂きたいです。

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女のいない男たち -村上春樹

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第94回アカデミー賞を受賞した「ドライブ・マイ・カー」を収録している短編集。

私も村上春樹は長編ではメタな表現を多用し癖のあるイメージでしたが、短編集の村上春樹はいつもと趣が違い比較的誰にでも勧めやすい読み心地でした。

長編だとカオスな展開に誘導しついてこられる読者を削るようなメタな表現も、短編集では読者を程良い奥深さに導いてくます。

色んな『女のいない男』にふれていくことで辿り着く人間観には奥深さを感じます。

冷静と情熱のあいだ -辻仁成 -江國香織

愛とは何か。を考えさせてくれる本作。

同じ物語を「男性視点」と「女性視点」で作家を分けて描く2部構成作です。小説では珍しいタイプ。Bluの方は男性作家である辻仁成、Rossoは女性作家である江國香織が描いています。(映画の方が有名かもしれません。)

この作品がより面白くなっているポイントは『愛を育んだ2人が事情を持って別れ、お互いを思いながら緩やかな約束を元に10年後に再会する』という設定にあると考えます。

10年間お互いに引きずった愛。愛の引きずり方から、再会した2人の感情の揺れ動き方を描き切れたのは、作家が2人いないと成り立たなかったと思います。



少女の器 -灰谷健次郎

著:灰谷 健次郎
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私のイチオシです。一冊だけ、と言われたらこの作品になります。

今回並べた作品の中では一番有名ではないかもしれません。(灰谷健次郎さんと言えば兎の眼が1番有名ですが、知らない人の方が多い気がします。)

生きるとは、親とは、家族とは、夫婦とは、友達とは、、、色んな人間関係を考えさせられます。何回読んでも奥底に触れた気になれない。行き詰った時に読み返しては何故かやる気が湧いてくる不思議な作品です。

個人的にいつも思い出すのが、主人公の父親(画家)が一本の線を引くのに苦しんでいる姿の描写。仕事への向き合い方にも繋がっている気もします。


兎の眼 -灰谷健次郎

著:灰谷 健次郎
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灰谷健次郎さんの作品をもう一つ。こちらの方が有名ではあります。

こちらの本のテーマは「抗う」なのかな、と個人的に思っています。

昭和な古き良き「教育現場」と「まち」と「人間」が描かれています。私の時代ですらほとんど残っていなかった風景なので、令和な方々からすればもはや歴史モノと言っても良いくらいですね。

個人的には、あまりにも素晴らしいヤクザ教員の足立先生に心が震え教師を目指し、あまりにも素晴らしい現実を見つめ教師を諦めた、そんな作品です。


ダブル・ファンタジー -村山由佳

女心が分からない全ての男性に読んで欲しい。

そして、女ですらつかみきれない女心とやらを、是非とも掴んで頂きたい。

女性の心の移り変わりを、見事に作品に落とし込んでいます。男側からすると見たくない知りたくない、女性側からするとある意味日常な心理描写。

全ての男子中学生に配ってあげたいくらい。


秘密 -東野圭吾

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ご存知の方の方が多いかもしれない作品。映画にもドラマにもなりましたね。

もし知らなかったのであれば、映画でもドラマでもなく小説から最初にふれて欲しい。

最初に読んだ時は高校生、最後の2ページほどまで騙された驚きに興奮と感動を覚えました。30を超えて改めて読んだ時は、登場人物の奥深さに身震いがしました。もちろん現実とは違うのでしょうが、人として親として夫婦として、など色んな視点で感情移入ができる何回でも楽しめる名作でした。


ノルウェイの森 -村上春樹

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読む人を選んでしまう作品です。

少なくとも大学生くらいの私には小難しいだけで良く分からないと思ってしまう作品でした。

大人になり再度読んだ事で、良さが分かりました。

そもそも村上春樹自体が、描きたい内容を抽象度を上げて描く作風であり、哲学や心理学等についての理解も無いと良く分からない置いていくような描き方をします。

なので、1つ1つの描写に対して「この文章が本当に伝えたい内容はどんな内容なのだろう」と考え続けながら読まないといけないし、表面だけ読んでもただ小難しく感じるように文字を並べて天才っぽい感じの作品だな、と勘違いしてしまいます。

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